九重仕立てのミルフィーユ#2 白南風通うは”ほんやさん”から(仮題)……キャラクターオーディションテキスト

・オーディション対象キャラクター

①河野ほたる …… 女子校生
②八木あかね …… 女子校生
③有賀ゆり …… 女子校生
④福原松葉 …… 女子校男性教諭
⑤渓鳥(たにどり) …… 女子高生?ネット住人
⑥謎の男 …… 不明
⑦女子高生達 …… ほたるたちの学校のクラスメイト(複数名)

・オーディション非対象登場キャラクター
★一倉ミナミ …… 書店員
★何処か可愛げのある少年 …… 街のゴロツキ?


九重仕立てのミルフィーユ#2 あらすじ
”ほんやさん”という存在。それが最近、この街の女子校生達の間でもっぱら噂になっている。
その”ほんやさん”に出会い悩みを相談出来たのなら、それは必ず叶えることができるらしい、と。
けれど”ほんやさん”がどこにいるのかは誰も知らない。悩みは叶うはずなのに、誰が叶ったのか、それすらも誰も分からない。

分かっていることは頼み方、ただそれだけ。
話の御代は本1冊。買ってこう、言葉を紡ぎましょう。

―白南風(しらはえ)までの道を教えて。

そんな嘘のような噂にすがるようにその噂を求めて彷徨うある女子高生のお話。彼女の周りで起こった些細な違和感。そこから突如崩れた”三人”の日常。
#1とはまた毛色の違う、ちょっとサイコロジカル?な女子校生達のお話。



キャラクター説明・オーディション指定台詞

①河野ほたる <こうのほたる> (女性のみ応募可)
女・17才

三人娘の1人。この度の”相談者”。噂を聞きつけ、街外れの本屋を訪れた。
引っ込み思案で三人の中で一番おとなしく、思慮も遠慮も深い。
思ったことを口に出すことがあまり出来ないが、あやめとの意思疎通で三人の中では特に不自由することはなかった。
あやめの”拒絶”に気づき、ゆりの”悪意”に気づき、どうして良いか分からないまま、彼女は”ほんやさん”を探すことになる。
ほーちゃん、ほー子と呼ばれている。
ゆり曰く、”ポエミィ”ほたる先生。
ちょくちょく恥ずかしい感じのセリフが飛び出すらしい。


1<普段の(ポエミィ)ほたる>
ち、違うんだよ!ちゃんと、あるの。……その、やめちゃんとゆーりちゃんと……ずっと仲良く一緒にいられる方法を教えてもらおうかな。……なんて。

2<必死に彼女なりのフォロー>
やめちゃんだって、きっと何か考えがあるんだよ!だって……おかしいもん。私たちにそんなことを黙っているなんて……そんなこと……

3<感情的に(生まれて初めて?)>
もう嫌だよ……なんでこんなことになっちゃったの?私は……ただ一緒にいたかっただけなのに!!変わらないまま!!仲良く!!……ただ、一緒にいたかっただけなのに。……ねぇ?何がダメだったの?

4<何かにふっきれたほたる(笑顔でお願いします)>
私はそういう”あなた”がキライだった。うん、キライだったんだよ。もう、2度と会いたくない。でも……ありがとう。

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②八木あやめ <やぎあやめ>(女性のみ応募可)
女・17才

三人娘の中心的存在。文武両道、交友関係は他の二人、クラスにとどまらず、学年でも有名な部類に入る優等生。
やっぱり推薦満場一致での学級委員。
かといって決して八方美人というわけではなく、ほたる、ゆりとの三人の交友関係も大事にしていて、それを守るためならどんなことでもやるつもり。
意思表示が上手くないほたるの意図を汲んで代弁してくれる、ほたるにとってもゆりにとっても友人であると同時に憧れ的な存在。
そんなパーフェクトに見える彼女ではあるが、ある事件に巻き込まれてからは徐々に精神に不安を来す。
表沙汰には出さないが、いつも一緒にいるゆり、そしてほたるにはやがて見破られてしまうのであった。
二人からはやめ、またはやめちゃんと呼ばれている。


1<いつもの3人でいるとき>
ううん。だって本当にそう思ったのよ。ゆーりの言うとおりじゃない。いつまでも、ずっとは続かないなら、だからこそ私は叶えてほしいと思うもの。私はこの子のそういうところが好きなの。

2<かばうあやめ>
ごめんなさい、そういうの、やめてもらえるかしら。……有賀さんも、河野さんも私の大事な友達。貴女たちだって大事な友達が、そういうこと言われるの嫌でしょう?それ以上言うなら、私は貴女たちを、許さないわ。

3<懇願>
もう……こういうのは止めましょう?お願い……お願いだから……もう、限界なの……

4<取り繕うことも出来ない、ヒステリック>
(遮るように)助けなんていらなかったの!……そこにいて欲しかった。何も知らないまま!それだけ良かったのよ!……何でよ!どうして来ちゃったの!?

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③有賀ゆり <ありがゆり>(女性のみ応募可)
女・18才

三人娘の一人。見た目はさばさばとしていて、内面はニヒルな感じで皮肉屋だが、三人の中ではユーモラスなムードメーカー。
あまり裏表の見えないあやめとほたると違い、どこか裏表さもある。
あやめに過去に助けられたことがあり、それ以降彼女に憧れも過剰と言える、思慕の念を燃やしている(ただし外には全く見せない)。
あやめに寵愛と言っても過言ではないものを受けているほたるに対しては、裏の奥では(彼女自身の性格は嫌いでないものの)嫉妬に近い複雑な念を持っているが、
ほたるもあやめの世界の中のものという認識はあるため、守るものの範囲内。
二人からはゆーりと呼ばれている。


1<いつもの皮肉的なからかい口調>
あー出た出た。やめはそーやってほー子の肩ばかり持ってさ。あーあーアタシゃ損な性格してるよ、まったく。

2<ばっさりとした性格>
アタシさ。噂って大っ嫌い。無責任でさ。ああやって適当に流してるアイツらも、本当はどうとかどうだっていいクセに。ただ面白がってるんだよ。ホント腹が立つ。

3<追い込む性格>
……ねぇ、こんなにいてさ。”どうしてワタシのところ”って言葉が出てこないの?ワタシが、そんなことでアンタを裏切ると思うの?思ったの?……ねぇ、応えなよ。それこそワタシはアンタのなんなの?

4<思いは届かず>
ははは……まいったな……キライってさ。キライって言われちゃった……知ってるよ、知ってたよ。ワタシ、ダメだからさ……。だけど……だから守りたかったのに。それだけだったのに……。

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④福原松葉 <ふくはらまつば>(男性のみ応募可)
男・30手前

三人の担任。クラスだけでなく、学校中に信者とも言える生徒がいる若き先生。
さわやかな容姿と”裏表のない”性格が人気の秘訣。担当は古文。
穏やかなだけではなく、(やんわりとであるが)言うときははっきり言うというスタイルでもあるしっかり者。
良い意味でも、悪い意味でもその笑顔には底が見えない。


1<聖人のような先生>
学校っていうのはどうも何かにつけて優劣をつけたがるんですよね。ボクからしてみればその優劣のために教師が生徒の評価を意図的左右する必要なんて無いと思います。内申も、問題が無ければみんな満点。それでいいじゃないですか。

2<面談VS河野ほたる>
河野さん。あー、そんなに緊張しないでいいですよ。落ち着いて、リラックスして。はい、深呼吸。(一緒にする)すー……はー……。はい。誰も貴女を急いてはいませんから。そうやって落ち着いて話してくれればいいんですよ。

3<面談VS 有賀ゆり>
有賀さん、もう少し僕に協力的になってくれると嬉しいんですけど。僕みたいなタイプは嫌いなんでしょうけど、卒業までもうすぐ、その間だけでもお互いに……ハハハ……困ったなぁ。

4<面談VS八木あやめ>
クラスの委員長とは言え、八木さんにはいつも迷惑をかけてしまって。……ええ、はい。これでも本当に感謝しているんですよ?……ほら、だから。僕はキミのお願いなら、何でも聞いてあげたくなっちゃいます。多少の、無茶なことでも。

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⑤ 渓鳥 <たにどり> (女性のみ応募可)
女・17才

三人娘の学校コミュにたまにいるコテハン(一応女子高生)。引きこもりのネット廃人。
”ほんやさん”の情報を探しているほたるにDMを送りつけてきた。スラングを使いながら煽っていくスタイル。
本人の内面は、極度の人見知りで、目を合わせて会話できる人間は両手の数程度しかいない、ネット上では小鳥がむつまじく遊ぶという名前とは激しく正反対の人間。
マイペースで人に合わせて行動、会話するという事を知らない。
ネット引きこもりの典型に違わず、独り言が多く、喋る口調も平坦でマイペース的でいつもなんか眠そう。
ただし、自分のテリトリー(趣味興味範囲)に触れられると途端に饒舌になる。


1:<普段のまったりとしたマイペース口調→誰も聴いてないネトラジ生放送してる感じw>
あーてすてす。どうもー。渓鳥です。どうもどうもこんちわーっすー。あー、暑いですねー。皆さん溶けてませんかー?渓鳥は引きこもってるので、寒いっす。室温18度。でも溶けてるっつたらアイス食べたいっすね。でも冷蔵庫遠すぎやね。その距離たるやメロスもリタイアやね。

2:<ネット上煽ってくスタイル(何故か神々しいような言い方?)>↓セリフの(知ってるとは言ってない)は『かっこしっているとはいってない』と読んで下さい」
ワタシは何でも知っている(知っているとは言ってない)。して、貴様は何を捧げるか。世界の半分か?デュフフ……ってプッ、マジレスきんもー★

3:<極度の人見知り>
(錯乱)あっあっあっばばばっばば……ひ、人の部屋にかかかかかってに入ってくるとか……!!まじ、まじで、ねーから!!しね視ね氏ね!!

4<突然真面目に>
なー、いっこだけ訊かせてな。(ここから真面目に)……あんたさー、”ほんやさん”に何を話そうとしてんの?

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⑥ 謎の男(男性のみ応募可)
男・24~26位

何を考えているか全く見えない謎の男。冷静沈着で冷徹。
全てをメリットデメリットや効率性ではっきりさせており、無償の慈善、慈愛という行動を偽善と断じ、極度に嫌う。
その行動が全て計算で成り立っているような人間で、感情の左右やメンタリズムなものを徹底的に廃する人間(その割にはブラックジョークや皮肉は好きらしい)だが、
良い方向では自分の家族(と言える人間達)には一定の特別視を、悪い意味では、慈愛心溢れるとある人物に非常に嫌悪感を示し、その話となると情緒を保てなくなるほど憎悪する。
この街を情報で牛耳り、何かを調べている風ではあるが……


1<協力していた相手を切り捨てる時>
ああ。ご苦労様だったな。感謝しよう、本当に助かった。後はゆっくりしてもらっていいぞ。……檻の中でな。

2<無駄に怖い丁寧語(少しキャラを変えた感じの口調でもOKです。お任せ)>
そうですね。貴方の様なクソに這いずり回るゴキブリには丸めた新聞紙ですら、もったいないかと。肥溜めで小一時間泳いで消毒あそばした後(のち)地中奥深くにお埋まり下されば、雑草の肥やしになりますゆえ、光合成により幾ばくか食物連鎖の足しになれるやもしれません。

3<自分に対していつも笑いかけてくる相手に対して>
全く。お前は俺が怖いとは思わないのか。(反応に溜息)もういい、別に着いてきても構わんが、本当に知らんぞ。

4<本当にキライ反吐が出る>
黙れ。二度と俺の前に現れるな。次現れた時は……顔に靴底をねじ込んでやる。

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⑦ 女子高生(複数人)
ほたる、あやめ、ゆりの通う学校のクラスの子たち。学校で噂される様々な噂に精通していてしきりに色んな話をこそこそしている。

※こちらのキャラクターたちは、オーディションにご参加頂いた女性キャスト様の中から選考、お願い出来れば、と思っております。
お願いが可能な方は、応募の際に「(モブキャスト)可」と付記頂きますようお願い致します。
モブキャストのみの希望というのもOKですが、その場合も今回の女性キャラ何れかのサンプルボイスをお送り下さいますようお願い致します。

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★ 一倉ミナミ <いちくらみなみ> (CV・久瀬優祈)
※当キャラクターは紹介のみで、募集は行っておりません。ご了承下さい。

24.5才位?

今回の主人公。街外れの本屋勤務。勤務というか、元々の経営者のじーさんを隠居に半ば追い込む形で店番だかなんだかしている女性。
どこか中性的な顔立ちの美人で、スレンダーな様は、おおよそ本屋に似つかわしくない。
本業は心理学士で、リフレーミング(考え方、とらえ方を変える)を専門としていたらしい。
男性が恐れ敬い、女性が憧れる女性。
そんなぴりっとした印象もあるくせに基本ぐーたらなお姉さん。特に家事は壊滅的で、どうしようもないし、そもそもしない。
タバコを吸う人だが、何故か吸える日と吸えない日があるらしい。学生時代の親友が1人いる。

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★ どこか可愛げのある少年 (CV・天翔駿)
※当キャラクターは紹介のみで、募集は行っておりません。ご了承下さい。

18才くらい?

ほたるが裏のサイトで、ミナミがいる本屋を探した最中に出会った情報屋(の子分)。男だが、見ようによっては女に間違えられそう。
乱暴な言いぐさだが何だかんだで面倒見は良い。ほたるいわくかわいい。
”ほんやさん”の場所を教えるは教えるが、目的を訊いた途端、全力で行くのをやめておけと忠告する。


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